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10.05.2019Trello

Trello個人勢のタスク管理紹介(2/2) -Butlerの無料枠で作れる実用的な自動化ルール-

最近、TODOリストとして Trelloを使い始めました。今回はその使い方の紹介です。

本記事は、二本立てで書いています。

前回の記事では、Trello の導入と、ボードの使い方の一例を紹介しました。

今回の記事では、Trello の拡張機能の一つである Butler というアプリを導入し、以下のような自動化を作ります。

  1. 毎週発生するタスクのカードをワンクリックで延長して、さらに期限で並べ替える
  2. 終わったタスクのカードを暗くして目立たなくする

Trello を使ったことのある方は、こちらの記事から読んでも問題ありません。

完成品

想像するのが難しいかもしれないので、先に完成品をお見せします。

環境

  • Windows 10
  • Trello.com Web版 (Google Chrome)

Chrome 拡張導入

これから紹介する自動化には、以下の 2つのChrome 拡張が必要です。

また、Google Chrome で Trello を開く必要があります。

1. Card Colors for Trello

この Chrome 拡張では、カードにつけられたラベルの色をカード全体につけてくれるもので、

また、リストの上に出来た Card Colors のボタンを Merge にすることで、ラベルの色同士を混ぜてくれます。( Use first label にすると1個目のラベルの色にも出来る)

視認性がかなり高まるChrome 拡張となっています。

2. Card Color Titles for Trello

1 の拡張機能を入れて、Card Colors を Merge に設定すると、なぜか、ラベル自体の表示が消えてしまうので、この拡張で文字入りのラベルを復活させます。

Card Colors を入れて無いときは、ラベル部分をクリックで、文字入りのラベルにできます。

下の画像のようになったら準備完了!

Butler で実用的な自動化ルールを作る

次に、 Trello 自体の拡張機能(Power-Up)である、Butler を導入します。

Butler という言葉は執事という意味らしいです。アイコンは呼び鈴でしょうか。

Butlerでは カードやリストの作成, 削除, ラベル付け, 並べ替え, などの操作の自動化が可能です。

自動化のルールは、トリガー(きっかけ)アクション(操作)の形で設定します。

今回つくるのは

  1. カードについているボタンを押すと、期限が一週間伸びて, さらにそのカードが含まれるリストを期限の近さで並べ替える
  2. あるリスト(完了済みタスクの)にカードを追加すると、そのカードの期限を外しまた、黒のラベルを追加する

の2つのルールです。

これらの使い道としては

  1. 毎週発生するタスクに対して使うボタンで、ボタンを押すとカードが次の週にセットされて再利用できるようになります。
  2. ボード全体で、終わったタスクの色が暗くなることで存在感が下がり、ボードが見やすくなります。

比較的実用的で、無料枠( 50 回のコマンド実行/月)に収まりそうなものを紹介します。

Butlerの導入

ボード右上の[ボードメニューを表示] から [🚀PowerUp]をクリックします。

Power-Up の選択画面になったら、左上の検索欄に "Butler" と入力し、[追加] をクリックして追加します。

このとき、[このボードはパワーアップの上限に達しました] というアナウンスが上部に出ますが、追加は出来ているので問題ないです。

Trello は無料枠では1ボードに1つまでしか 拡張機能が使えないという制限に達したというお知らせです。

追加出来たら、右上付近の X ボタンで、 Power-Up 選択画面を閉じましょう。

Butler の設定

ボード右上付近に呼び鈴のアイコンと [Butler] というボタンが出来ていると思います。こちらをクリックして、Butler の設定画面を開きましょう。

5つのタブからなる設定画面が開きます。

左から

  • カードの詳細画面に独自ボタンを追加する
  • ボードの右上に独自ボタンを追加する
  • カードの作成, 移動, などをトリガーにしてアクションを起こすルールを作る
  • 【有料のみ】時刻や日付をトリガーにしてアクションを起こすルールを作る
  • 【有料のみ】期日をトリガーにしてアクションを起こすルールを作る

といったことを設定できます。

今回は、[Card Buttons] と [Rules] を使います。

1. 毎週発生するタスクをワンクリックで延長して期限で並べ替える CardButton

以下のルールを作ります。時刻はお好みで

🕘set due in 7 days at 7:00 am
⬇sort the list by due date ascending

これで、カードをクリックしたときに出るウインドウの右下に、[set due in 1week...] というボタンが出来たと思います。

毎週出るタスクが終わった時にDONEの代わりに押すことで、7日後に期日が変更され、リストが並び変わります。

わざわざ、DONEへ移動 > 作成 > 期日設定 することを考えたら、かなり手数が減ったのではないでしょうか。

2. 終わったタスクのカードを暗くして目立たなくする Rule

この Rule をつくるにあたり、

  • 黒のラベルが使われてないこと
  • ”完了したタスク”のリスト

が必要です。

以下の Rule を作ります。

←→ when a card is added to list "DONEなどの完了タスクのリスト" by me
➕➖ add the black <ブラックラベルの名前> label to the card
➕➖ remove the due date from the card

このルールを作った後に、設定した"完了したタスク"のリストにカードを写すと、自動的に期日を外し、黒のラベルを貼ります。

そして、事前準備で導入した Card Color Titles for Trello という Chrome 拡張によってカード全体が暗くなります。

暗くならない場合は、ボード上部の Card Color Titles for Trello の設定が Merge になっていることを確認してください。

終わったタスクが目立たない色になって、視認性が上がったはずです!

まとめ

どうでしょうか、冒頭の方で載せた完成品のようになりましたでしょうか。

個人視点から見て便利だと思ったものを紹介してみましたが、少しでもお役に立てていたら幸いです。

分かりづらい点が多かったと思います。少しずつ改善していきますのでよろしくお願いします!

次回は、Kubernetes × セーリング の記事か、このブログに使っている prismic.io × gatsby の記事あたりを頑張って書きます。

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